あの夏の日

パルブンテ‼

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この画像を見て「楽器が壊れとる?」

と思った そこのあなた…

違うのです

三味線って こうゆう楽器なのです。

 

どうも、お久しぶりです。三味線のカズですm(__)m

 

たまに分解してホゾの掃除です。

組み立て式の楽器なので、音の振動に晒されれば、磨耗して 継ぎ目にゴミが溜まります。

そのゴミが湿気によって膨張して、臍穴(ホゾアナ)を傷める可能性がある。

なので、湿気が心配な時期が来る前に 「柔らかい歯ブラシで」ササっと掃きそうじをしましょうと…

…あの夏の日、そんな風に 誰かが言ってた気がする🗿

 

…💧

と言うのも、これは先輩方の受け売り

科学的に物理的に朱子学的に本当にそう?と問われると

やはり、その解答に私は「yes」とは言いかねてしまう。

でも、「音良くなってね?」と思う節も有るので、ひとつのジンクスとして受け入れています。

 

この楽器が何故分解できる構造かと言うと。

そもそも、三味線で使う木は非常に固く、そして重い。

水の張った水槽に入れれば、その木は沈むし、叩けばガラスのように砕けてしまう。

ギターでは余裕で耐えられる衝撃も

三味線においては、木そのものに衝撃の逃がし所が無い為、砕けるか裂けるかのどちらかになってしまう。

(実際に両方経験済み)

そんな事情もあって、部分補修がしやすいようにと職人が組み立て式にしたのでしょう。

 楽器職人さんは本当に偉大だ。

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そんなこんなで相棒のメンテ完了。

ちなみに、組み立てた時の継ぎ目が音階の目印になります。

ギターで言う所の5フレットとそのオクターブ上、17フレットがうっすらと…

まぁこの写真じゃ見えねぇけど💧

 

では、今日はこのへんでm(__)m